とみさわクリニック

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心療内科/精神科

こころの病気について


パニック障害


典型的には、息苦しい・動悸(心臓がドキドキする)・めまい・吐き気・ふるえ・発汗・寒気・身体の痛み、などの身体症状(いわゆる自律神経症状)が突然起こり、5~10分の間にその苦しさが頂点に達し、30分以内ぐらいに元の状態に戻るもので、身体の病気が原因でなく起こるものを「パニック発作」といいます。


初めてこのような発作が起こり、それの症状が激しい場合には「そのまま死んでしまうのではないか」「このままおかしくなってしまうのではないか」という恐怖を伴い、救急車で病院にいったりしますが、病院に着いたときには発作が治まり、身体の検査をしても異常が出なかったりします。「過換気症候群」「過呼吸」といわれたり、昔の診断で「心臓神経症」「不安神経症」などといわれるものもほとんど同じ病態です。

いろいろな統計がありますが、軽い発作も入れると、一般に全人口の10%以上の人が一生に1度はこのような発作を体験すると言われるほどよくある状態です。背景に心理的問題のない単純なパニック発作は軽い安定剤や、新しいタイプの抗うつ薬などの薬物療法、カウンセリングなどで治療すると治る確率の高い病気です。


ちなみに、苦しくなったときに「ペーパーバッグ」といってビニールや紙の袋を使って自分のはいた息を呼吸することによって発作を抑えるという方法がありますが、これは二酸化炭素の多い呼気を吸うことによって酸素の取りすぎを抑えるもので、発作をひどくしない方法としては有効ですが、発作を予防する効果はありません。

 

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